断酒ランナー

断酒3年達成。ランナー歷5年目。初ウルトラマラソンサブ10。フルマラソンサブ3:10にチャレンジ

調整レースで失敗

4月にチャレンジ富士71キロを控え、調整レースの位置付けでハーフに出場。

ラソンは2回走って、終盤歩いてしまうこともあり、ベストタイムはサブ4達成できず。原因はサブ4達成のためのスピード練習不足と一度に走る距離不足によるものだろうと。

であるならば、まずはサブ4、サブ3.5の練習をこなしてレースでトライしてから、ウルトラマラソンにチャレンジも考えた。

本格的に走り始めて丸2年。距離を増やしていくなかで、ターゲットとなる距離のレースを余裕持って挑むためには、その距離以上のレースに出ることによって課題を達成できたところがある。そして、夢から目標達成に移行するプロセスを経験できたのも大きい。

例えば、走る前はフルマラソンで完走することは夢であった。いきなりハーフマラソンのレースに出場して、フルマラソンなんてとてもじゃないが夢のまた夢というぐらい高いハードルに感じ、走ることにたいして挫折してしまった。

それでも諦めがつかず数年後に走り始める。いきなりハーフ出場の苦い経験を生かし、10キロレースから始めて、走る度に記録更新する喜びを味わい、15キロにステップアップしたのち、ハーフマラソンに出場。

何とか最後まで歩かなかったが、数年前のいきなりハーフ出場の記録を上回ることなく、フルマラソンは夢のまた夢なのかという状況。

あることがきっかけで一昨年の11月に断酒したところ、練習にて、走りのパフォーマンスが上がる。

年明けて、2月に試しに30キロのレースに出場したら、2時間30分の記録が出て、ハーフに換算しても走力が上がっていることを実感する。
その頃から、練習では距離をこなし、レースで普段以上の走りをする結果、足の違和感を感じ、30キロは回避し、ハーフのレースに出場すると、自己ベストの1時間42分台(キロ5分切るペースで押しきれる)。
その後、練習の日数は増やすが、一回当たりの距離は5キロ前後でペースもキロ6分とこなす練習を続ける。
6月頃にフルマラソンのエントリーし、見事当選。

ただ、7、8月は家でゲームばっかりしてほとんど走らなくなる。8月は猛暑続きで、後半に10キロレースに出場すると、7月には47分台だったのに、50分すら切れずバテてしまっていた。

9月になり、危機感を覚え、月末までに30キロ走れるように練習して、10月にフルマラソンのお試しレースに出場してみることでモチベーションをあげるようにした。しかし、思惑通りには行かず、何とかハーフまでは、走れるかなという状態。

10月お試しフルマラソンに参加。前半のハーフは体も軽く、抑え気味でキロ5分半で押す。後半に入ってからアレっという異変に気付き、意図的にキロ6分とペースを下げる。30キロまでは、走れる自信があったが28キロ過ぎてから歩き始める。

レースで歩いたのはハーフからで、抜かれるのは精神的にしんどかったが練習不足で、本来ならもう少しイージーペースで走っていく必要があったが、いかんせん知識と経験が備わっていなかった。

結局、ラスト1キロになって少し走れるようになり、タイムは4時間46分と撃沈。

同じ月にも30キロのペース走のイベントに参加し、キロ5分半で気持ち良く走ったがハーフを過ぎると、疲労が来て、何とかペースが維持できたが、しんどい練習になった。

翌月の11月に本命の横浜マラソンに出場。

スタート位置が最後尾に近いLブロックになり、スタートラインに達するのに23分掛かってしまう。その後も渋滞にはまり、流れで走るとキロ7分超えで10キロまで推移しそうな展開に焦りを覚え、蛇行しながらキロ6分前半でカバー。足取りは軽く調子良く感じた。

9キロ以降は走りやすくなりキロ5分前半で推移と理想的。A~Eとかなり前のブロックの選手を追い抜くことでさらに気持ち良く走れた。

ハーフを過ぎ、高速道路に突入してから少し元気がなくなり、キロ5分半をオーバーする。キロ6分を切れれば御の字と思っていたので、我慢の走り。

30キロを過ぎて特別落としたつもりはないが、キロ6分オーバーする。長かった高速エリアも終わり残り10キロ頑張ろうと、懸命に走って人生始めて、歩かずに35キロ通過。

37キロのところでとうとう我慢出来ず、歩き始める。時々数百メートル走って歩きラップはキロ7分。40キロのところでほぼ歩く。赤レンガ倉庫をみても何も感じず、とうとう止まってストレッチする。しかも、余計に動けなくなってしまったので、また歩きはじめる。42キロ地点前で再び走り始める。距離にして、500メートル弱だったと思うが、地獄のように長く感じた。

そして、何とかゴール。しかも、係員から立ち止まらないで下さいのコールが鬼のように感じた。万単位の参加者だから致し方なし。記録は4時間24分台、一応自己ベスト更新するものの、サブ4すら程遠い結果。
失速の要因は前半の蛇行と、レースまでの調整失敗によるものだろう。

そんなこんなで昨年のレースを終える。マラソンは夢から目標へ変わった。しかし、30キロ以降の壁は克服出来ぬまま本年を迎える。

しかし、良いこともあった。去年の年末に数回、ランニングのイベントに参加したのだが、メンバーでウルトラマラソンに出場している方が多くいて、楽しそうに語っているのをみて、自分もいつかはウルトラマラソンに出たいと思ったが、いつかではなく早々にやろうと思いエントリーする。無謀なことやっちまったかな。完走は無理でも50キロまで走れたらいいかなという逃げ道をつくる。

しかし、ウルトラランナーの先輩方との出会いで完走したいという気持ちに変わった。色々とアドバイスも受けた。その時点では、今年の3月の鹿児島マラソンでサブ3.5を狙って、4月のチャレンジ富士71キロ完走を目標に練習プランを立てる。

去年の12月はスピード練習と10~15キロのペース走をやり、スピードに関しては全盛期の自分に戻ってきて、本気で走ったら、5キロは21分切り、10キロは44分は切れる位に手応えを感じた。月間走行距離も過去最高の277キロと前月比で約100キロプラス。そのツケあってか左股関節痛発症。走れない状態ではないが、本気レースをフルマラソンにするかウルトラマラソンにするかの択一に迫られる。

想像を働かせる。フルマラソンでサブ3.5達成とウルトラマラソンを理想的なレースプランでの完走。




結果は…



ウルトラマラソン



理屈じゃない。



なにが、自分にとってワクワクするか。



夢が現実に移行する。
具体的なレースプランをどうしていくか、未知過ぎだったので、ウルトラマラソンに関する本を購入。

岩本能史さん著の『完全攻略ウルトラマラソン練習帳』

自分の走力レベルをどう評価していくか。フルマラソンの自己ベストからすると、サブ4.5。しかしレースペース7分17秒だとフォームが小さくなって効率が悪く、疲労困憊になると判断。ではサブ4は?レースペース6分29秒。5キロ10キロ自己ベストからのイージーペースだとやはり効率が悪い結論。よって、サブ3.5レベルに決定。レースペース5分40秒は無理なく走れるし、おそらく50キロまでなら押しきれそうな感じがある。

今月より、これまでのスピード練習は終了。本格的には来週の頭から開始予定。

お試しでキロ5分40秒を基準に練習に取り組んでいる。今の自分の走力なら、無理なくこなせそうだ。

ところが、今月の5日に青梅マラソン試走のイベントに参加し、キロ5分イーブンで30キロを走る。決して走れないペースではなかったが急な上りでもイーブンは今の自分の走力ではハード過ぎた。故障しなかったのはせめてもの救い。

そして本日。キロ5分40秒でハーフのレースを走る予定でいた。ところが入りから5分30秒を切り、いったん設定ペース付近に落ち着かせたが、10キロまでキロ5分30秒を切るペース。しかも、前のランナーがゆっくり走っているように感じるほどペースが楽に感じた。下り坂でスゥーと追い抜くと11キロ以後はキロ5分前後にペースアップしてしかも、余裕を感じてしまい押しきる。ラスト3キロはキロ4分半前後で押しきる快走。久しぶりに走って気持ちいいと思った。設定ペースを無視する自分。大いに反省。

調整レースに出場して失敗を繰り返す。レースで気持ちが高ぶり、レースの目的よりも追い求めるものがあるのかないのか?そこを問う。今のところケガには至っていないが、身体への負担は実感している。本気レースに向けての調整段階で無理したことによる影響について振り返る必要がある今日この日。

すっかりと長文になってしまった😵💧