断酒ランナー

断酒3年達成。ランナー歷5年目。初ウルトラマラソンサブ10。フルマラソンサブ3:10にチャレンジ

感動 アクララインマラソンレース結果

2020年2月の青梅マラソン以来の都市型レースに参加。本当に心待ちした。アクアライン以外では、沿道の応援がすごかった。地元の子どもたちの集団での「がんばれー」がたまらなくうれしく、記録以上に参加して良かったなと思えた。

 

さて、レースはBブロックスタートで序盤は渋滞するかなと思っていたけど、スタートゲート30秒ちょっとで通過(非公認だし、グロスタイムは狙っていないのであまり関係はないが・・・」し、道も比較的広くて、最初の上り坂を登り切ったら(500m地点位」、スピードが出て、最初の1キロが435あたりで、当初の予想よりも早い入り。その後はキロ430を切るペースで、手元の5キロ通過が22分08秒。

その後ペースが安定し、アクアラインへ突入。登りは5分ぐらいでゆっくり登って(結構抜かれる」、下りは415くらい(抜かれも、追い越しもないぐらい)平地でじわじわ抜いていくような感じで、10キロ通過44分50秒。だいたい430ペースで推移。

アクアライン編は快調に走れており、気持ちよかった。15キロ通過1時間7分58秒。

18キロ過ぎから、自分を抜いてくる人が多い。ハーフ参加のランナーも多く、つられないようにペースを維持する。20キロ通過1時間30分26秒。ハーフはおそらく1時間35分30秒くらい(今までのマラソン最速通過が20キロ1時間34分18秒、ハーフが1時間39分20秒台なので約4分近い速さで走っていることになる)走り方としては躍動感ある走り方をしていた感覚はあった。ここまでは走りとしては最高に気分が良かった。

 

ハーフのランナとお別れをして、後半戦開始。田園地帯、市街地、アップダウンのコースでいかに余力を残して走れるか。

 

ハーフを過ぎてから、ある違和感を感じる。今までのスピードが自然に出ない。結果的に430を切ったのは16キロラップが最後。ひとまずは430のペースの維持は考えず、巡行出力にて様子をみてみる。感覚としては、まだ半分近くあるけど大丈夫かなという感じ。自分の状態としては晴れなんだけど曇りが3~4割程度な感じ。

その違和感が確信に変わるのは24キロ過ぎ。早くも足に疲労を感じてきた。315はこの時点では諦めることに。自己ベスト更新にも暗雲立ち込める。ここ1年間のレースでは感じなかった懐かしい感覚。このフラグは30キロ以降に足が止まるなという予感がした。24キロラップ436 25キロラップ447 

26キロ~28キロまでは440以内で走れたが、29キロ以後はサブ3.5ペースにビルドダウンしていった。このままで耐えられれば・・・

30キロ通過2時間16分51秒(過去最高は2時間21分15秒)

このあたりでは基本抜かれるか、足が止まったったランナーを追い抜く感じ。30キロの壁というより、単純にオーバーペースにて、足の筋力が耐えられなくなっちゃったと思われる。巡行3.5ペースも32キロで終了。ここからキロ5分オーバー。さらに34キロ地点のほたるの地区のアップダウンの坂にてついにふくらはぎが吊る。ハムストリングスならわかるが、ここって思ったけど、おそらく下肢の大きな筋肉が売り切れて、ここしか使うことが出来なかったんだろうなという感じ。正直悶絶しました。何とか登り切って、35キロラップ535 35キロ通過2時間42分38秒(過去最高2時間44分35秒)この時点で自己ベストは諦めました。というより、まだ、5キロじゃなくて7キロもあるのと。フルマラソンの端数の2.195キロの長さというか怖さを実感。いつ歩いてもおかしくない状態。

 

このあと平坦なコースならサブ4ペースで何とか走れると思ったが甘くはない。38キロ地点のラスボス坂でもう一度ふくらはぎが吊って、限りなく止まりそうになる。「最後の坂だぞ、頑張って!」と応援をされるが、まだ、この後もちっちゃな坂があるのはチェックしていたので計算しながらギリギリ歩かない速さで慎重に登る。止まったら、確実にサブ3.5ペーサー集団に抜かれる。ちなみに、今回はポップラインの竹本さんがプロデュースしたサブ3.5ランシャツを着て参戦。自分が歩いて集団に抜かれる画像と音声が脳内をリピートしまくった。絶対に歩かない。自分はウルトラで歩かずにサブ10出来たんだろうというプライドにて、フォームで走った。ラップタイムとスプリットタイムをみるのが怖かったが、今後の糧にするために現実を直視する。歩く寸前の速さで登ったにも関わらず38キロラップは今回最遅の605(おそらくキロ7~8で登って、キロ5前半で下れたのだろう)残り4キロで通過タイム2時間59分32秒。まだ、歩くわけにはいかない。

40キロ通過3時間10分30秒。ベストの状態ならまだ自己ベスト更新可能だが、歩いても何とかサブ3.5死守できそうだ。ひたすら修行僧のように33キロ過ぎからほぼサブ4ペースで10キロ近く走る。子どもたちの応援には何とか手を振って応える。

残り1キロ過ぎて徐々にアナウンスが聞こえ、残り200mになってスパート(それでもキロ5をちょっと切るのがやっと。最後の角を曲がってグロスタイムが3時間24分になる直前で、ふくらはぎが吊るってペースダウンしゴール。手元のタイムは3時間23分28秒。

見事な撃沈のレースではあったが、よく粘って耐えてまとめられたなと思う。あれだけ撃沈した割には自己ベストから4分弱しか違わなかった。

 

自己ベスト更新できなかった理由を振り返る。

①当日のコースを加味したレースペース設定は早すぎて早々と足が売り切れた。

→440ペースで確実に走っていけば、後半余裕持ってアップダウンに対応できたかもしれない。ただ、フルでは過去最高ペースで巡行できたのは貴重な体験となった。

②秋レースの初戦。目標が高すぎたか。

→昨年は10月に3時間36分06秒、12月に3時間23分47秒であった。

今年は9月に3時間44分33秒(気温30度位状態確認目的)で、今回の結果からはフルの実績においても確実に成長はしていると考える。結果論として、サブ320でも良かったんじゃないかなとも思う。最終的に3月の板橋で自己ベストが出ればすべてOKなので、この後の富士山と湘南国際はエンジョイしていく予定。

③月間距離の増加と疲労度に関して。

8月から距離を増やして、9月10月が月間400キロを達成した。その分月間平均ペースを落として疲労を溜めないよう配慮する。結果としてスロージョグがかなり増えた。当日の疲労感としては今年の1月のフルベストのレース当日と比較して体が軽かった。その分感覚としてはイケるなというものはあった。

④都市型マラソンの経験不足

結構これが大きかった気がする。河川敷や公園コースだと、比較的フラットでペース配分がやりやすいが、何しろ久しぶり過ぎて舞い上がってしまったり、ランナーの多く次々抜かれていくことが経験してなかったので焦ることもあった。メンタル面でこれが経験でき、たくさんの人に応援されることのありがたさを味わえて、また都市型マラソンに出たいなと思った。